夏の厳しい暑さが続く時期や猛暑の直後は、エアコンなどの使用増加に伴い変圧器(トランス)へ大きな負荷がかかります。
高負荷な状態が続くと変圧器内部が著しく高温になり、内部を満たす「絶縁油」の劣化が一気に加速してしまいます。
油の変色はトラブルの前兆?
見た目でわかる危険信号
本来は無色透明に近い新油ですが、熱負荷や酸化が進むと「黄色→赤褐色→暗褐色」と徐々に色が濃くなっていきます。 変色が見られる場合、油の絶縁性能(電気を遮断する力)が低下している可能性が高い状態です。
そのまま放置するとどうなる?
劣化が進んだ絶縁油を放置すると、スラッジ(沈殿物)が発生して冷却効率がさらに低下。最悪の場合、内部ショートや機器故障、突発停電といった大きなトラブルを引き起こすリスクがあります。
定期的な分析と早期交換のメリット
トラブルの未然防止
定期的な絶縁油分析試験や点検で状態を把握し、適切なタイミングで絶縁油交換を行うことで、変圧器本体の寿命を大幅に延ばせます。
環境負荷の低減(レトロフィルも選択可能)
絶縁油交換の際、鉱油系から植物油系絶縁油への変更(レトロフィル)を選択することで、防災性の向上だけでなくカーボンニュートラル・SDGsの推進にも貢献できます。
未然にトラブルを防ぐためには
定期的な絶縁油の分析と交換を推奨します。