買い取り価格引下げ メガソーラー 選別の波
2015年7月 2日 12:44
大規模な太陽光発電の買い取り価格が1日から引き下げられた。送電事業者の利益を上げるために設けていた優遇策がなくなったためだ。1kW あたりの価格は2円安い27円となり、買い取り開始から3年間で3割強下がった。今、参入が相次いだメガソーラー事業に選別の波が押し寄せている。
そんな中、太陽光パネル自体のコストを削減し利益の確保に努める企業も多いという。太陽光発電所のコストの大半はパネルなどのシステム費用だからだ。具体的には国内メーカーを優先してきたのを見直し、国内外を問わず条件が良いものを選ぶようになった。
しかし、電力会社の送電網と接続するための設備費用負担が読めないなどといった懸念事項もある。
太陽光の買い取り価格引き下げは今後も続くとみられ、徹底したコスト管理が求められるようになっている。
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