特別高圧・高圧受変電設備メンテナンス点検
竣工/耐圧試験

電気設備の経年劣化や損傷による事故や被害を防ぐために大切なことは、予防保全です。当社では、お客様の保安規程に基づく高圧・特別高圧の受電設備に関するあらゆる点検業務を受託し、実施しています。また官庁への申請・届出書類作成もサポート。万全の態勢で、お客様の大切な電気設備を守ります。

特別高圧・高圧電気設備メンテナンス点検

特別高圧・高圧受電設備の法定点検の試験項目を、電気主任技術者さまの下で実施いたします。
絶縁抵抗測定
接地抵抗測定
ガス絶縁開閉装置点検
各種の保護継電器試験
各機器の点検
油入機器の内部点検
直流電源装置
シーケンス試験
避雷器試験

竣工検査

特高変電所から低圧回路まで、電気設備の新設や増設工事の終了に伴う絶縁耐力試験や受入検査、シーケンス試験、各種保護継電気試験等使用前検査を行います。設備の性能や安全性を確認するために、必要な項目すべてにわたっての点検、試験、測定をお引き受けします。

遮断器点検

遮断器は平常時の負荷電流を開閉、または故障時（短絡・地絡時）の事故電流を遮断する事で、負荷設備の保護や上位回路への波及事故を防止するなど、重要な役割を持っています。エレックス極東では、操作機構部の注油、真空バルブの検査、開閉時間、動作電圧測定など、遮断器の動作確認を行い、お客様設備の保全に役立てています。

高圧ケーブル絶縁診断

高圧ケーブルは絶縁性能の高い材料でできており、電気を安全に送ることが出来ます。しかし、長期間使用していく中で、さまざまな要因により絶縁性能は低下します。外観から劣化状況を判断することは困難であり、絶縁破壊に至った場合は停電範囲が広範囲となるため、取替工事にも時間を要し、操業停止や営業停止など多大な損失が発生します。エレックス極東では、絶縁破壊の原因である水トリーを絶縁診断により検出し、予防保全計画に役立てています。

保護継電器試験

保護継電器には電気設備の事故発生時にすばやく事故点を検出し、遮断器を遮断させる重要な役割があります。当社では試験に必要な情報や試験器を多数揃えており、各種継電器試験に対応しています。

変圧器の変圧比試験・角変位試験

特高変圧器の検査として実施されている項目ですが、変圧器を更新した際、変圧器の並行運転において電圧の角変位が一致しないと巻線に循環電流が流れ、巻線が焼損する恐れがあります。エレックス極東では、変圧器の変圧比や角変位を現地で確認し、各特性を検査することで安全な供給が出来るように対応しています。

ケーブル故障点測定

マーレー式環線試験法（マーレーループ法）は、ブリッジ回路を利用してケーブルの故障点を探る方法です。シースアース故障点の測定には健全相があることが原則ですが、健全相が無い場合やシールドの抵抗値が各相のばらつきがあるため、マーレーループ法を応用したマーレーフィッシャー法で測定することができます。